PRODUCTION 製造工程・品質管理について

海外生産が主流となっている傘の業界ですが、originalおよびcomplexはすべて静岡県浜松市に位置する自社工場で製造から最終検品まで一貫して熟練した職人たちが行っております。
工場には品質検査(試験)設備を備えており、すべての傘製品はJUPA(日本洋傘振興協議会)が定める基準に準じております。

他のアイテムは長く提携している中国の工場に委託製造をお願いしております。
弊社工場スタッフと中国サイドのスタッフとの相互交流の機会をなるべく多く持ち、技術や品質に対するレベルを常に同様に保つことができるよう努めております。

Process of Materials

01生地の収集

洋傘製造後、通常では廃棄していた断ち落としや、生地汚れ等で使用不可(汚れ等の部分は断ち落とす)となったハギレ

02ハギレ生地の選別

裁断する型に対して、適度な大きさになるよう、縫い合わせるハギレ生地を選別する。適度な大きさにならない場合は、2枚・3枚と組み合わせていく。

03ハギレ生地の縫製

ハギレ生地とハギレ生地と縫い合わせる。

04駒型裁断

製造する洋傘の仕様に合わせて裁断する。裁断によって傘のフォルムが決まる。

05駒合わせ

裁断した駒を8枚揃え、柄や色のバランスをデザインする。+RINGにとって非常に重要な工程である。

Process of Sewing

06中縫い

三角裁断された駒をミシンで縫い合わせる。わずかな縫製のヨレやズレも許されない。熟練した縫製技術が求められる。この中縫いが終わったものをカバーという。

07天かがり

中棒の太さに応じて、中縫いされた生地を天かがりする。

08口とじ

カバーの中縫いの端に、露先を取り付ける。

09駒型裁断

カバーを傷つけないために、親骨にだぼ巻き(だぼ布を縫い付け)をする。

10中とじ

カバーを骨にかぶせ、露先に骨を通し、骨とカバーを縫いつける。

Process of Finishing

11ボタン付け

カバーに、+RING専用ボタンを縫いつける。

12ネーム付け

ボタンに、+RING専用ネームを取り付ける。

13シワ取り

アイロンで生地のシワを取り、丁寧に形を整える。

14菊産作り

生地を長方形に断ち、二つ折りにし、端を円になるように縫い、形を整えていく。

15陣笠取り付け

石突きの根元に菊座と陣笠を取り付け、専用の鋲を打ち、固定させる。

16手元付け

接着剤を使用し手元をしっかりと固定させる。この際手元は、開きやすいようにハジキの向きに合わせて付けられることが多い。

Quality Manegement 品質管理

17耐漏水性試験

最終試験として、耐漏水性(雨漏り)の試験をする。この工程で合格となったものだけが商品となる。※日本洋傘振興協議会基準に準ずる

人工降雨試験装置

自然に近い雨を再現できる装置。傘をセットして、降雨量20mm/hに設定したスプリンクラーで人工雨を20分間降らせ、傘生地の縫い目や石突きからの水漏れを測定する。

耐水度試験装置

繊維製品の耐水度試験(静水圧法)のA法(低水圧法)を行う装置。試験片をクランプに締め付け、一定速度で水位を上昇させ、試験片の裏側に3ヶ所から出た時の水位を測定する。

撥水度試験装置

繊維製品の撥水度試験(スプレー試験)を行う装置。試験片に規定量の水を規定時間散布した後、試験片の湿潤状態を比較見本と比較し、判定する。

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